私たちの日々の暮らしの中には、様々なタブーが存在しています。
そんなタブーの中には、正月・三が日に関するものもあります。
中にはついついやってしまうようなタブーもあるので、今回は正月・三が日にやってはいけないタブーをご紹介していきましょう!
正月、三が日、松の内とは
正月、三が日、松の内とはそれぞれ使われる対象が違い、その期間も現代と昔では違うものがあります。
まず三が日ですが、これは元旦から1月3日までの3日間を指すので、今と意味は変わりません。
次に松の内ですが、これは諸説ありますが古文書では1月7日までを指し、それまでは門松を飾っておかなくてはいけないと言われています。
最後に正月ですが、正月とは本来「初め・改め」の月という意味なので、1月全体を指しているのです。
正月・三が日のタブー
文化や風習によって地域で違いはあるものの、正月や三が日にやってはいけないことがあるので、その意味も含めて解説していきましょう!
・掃除
正月には福を運んでくれる歳神様という神様が家を訪ねてくるのですが、掃除は歳神様を払い除けていまします。
また、「福が流れる」という意味でキッチン、トイレ、お風呂などの水仕事はタブーとされています。
・刃物
刃物には切ることを連想させるので、「縁が切れる」という意味で刃物を使ってはいけないとされています。
また、爪などを切るのは家族の縁が切れるというジンクスもあるようです。
・煮炊き
煮炊きをすると「灰汁」が出ますよね。
その灰汁が転じて「悪」を連想させることから、「悪が出る」という意味で煮炊きをしてはいけないとされています。
また、火を司り、家を守ってくれる「荒神」を休ませるという意味もあるそうです。
・四つ足の動物
牛や豚、馬といった四つ足の動物を食べてはいけないとされています。
理由については諸説ありますが、仏教の「殺生禁止」からきているとされています。
ただ、鶏については例外のようです。
・喧嘩
お正月は一年の運勢を決める大事な時期ですから、その時期に争い事をするというのは「悪い気を植え付けてしまう」という考えからタブーとされています。
喧嘩に関しては、正月以外でもダメですね。
・お金
お金に関しては「使い過ぎてはいけない」ということなので、お賽銭程度は大丈夫だと考えられています。
1年のお金の使い方を考え、初売りなどで使い過ぎないように、との意味があるのかもしれません。
お正月・三が日のタブーについてご紹介してきました。
タブーは意外とたくさんあり、何となくやっていることばかりではないでしょうか?
生活に関わってくることもありますから、全部という訳にはいかなくても実践可能なものだけ気を付けてみましょう。