今こそ確認!我が家の食費は大丈夫?

スーパーに行くと値段は据え置きでも、サイズが小さくなったり、個数が減ったりするなど、食材の高騰を感じることはありませんか?
長雨や異常気象で野菜などの値段が高騰している今だからこそ、家計を見直すべきです!
そこで今回は、家計の食費について見直す時のポイントをご紹介します。

まずは食費の30%分を見直そう

家計の平均を知ることができる「家計調査」では、家族構成によってバラつきはあるものの、2人以上の世帯(勤労者世帯)の平均食費を見ると、約7万9,000円ということが分かっています。
この結果を見るに、日本人は食費をやり繰りできていると言えます。
しかし、ここ数年の食材の値上げに伴って、食費に占める「外食」とお惣菜などの「調理食品」の割合が増えていき、その割合は食費の30%を占めています。
食費を見直す時は、まずこの部分について見直していきましょう!
食費の中の分類を「食材」、「外食」、「お惣菜」、「嗜好品」に分けて考え、現在の内訳はどのようになっているかを見ていくのが大切です。

野菜の高騰は毎年のこと

野菜と海藻類に対して、1ヶ月に使われている金額は前年度に比べて1,000円以上も増えています。
ここ数年毎年のように異常気象や長雨に見舞われ、野菜の価格は高騰しているので、野菜の高騰は毎年あると覚悟しておきましょう。
野菜が高騰すればその分家計が圧迫されてしまうので、野菜でも高騰しにくいものを抑えておくのが肝心!
高騰しにくいものの例として、もやしやカイワレ、キノコ類、カット野菜、冷凍野菜、宅配野菜があり、直接的な野菜ではないが、野菜ジュースも高騰しにくいです。
これらの高騰しにくい野菜を上手く使って価格を安定させながら、料理のバランスを整えていきましょう。

食材は使い切る

国内では食材廃棄量全体の、約30%は家庭からのものだと言われています。
この廃棄量を抑えることは、食費を抑えることにもつながるでしょう。
これまで使い切れなかったものを工夫して使い切ることで、食費は下がっているのにおかずが増えて満足度も上がります。
冷蔵庫の奥に、使われないまま眠っている調味料はありませんか?
大体の調味料が揃っていれば料理の味付けをすることができるので、安易に市販の合わせ調味料に手を出す前に、自宅にある調味料で作ってみましょう。

今後も食材の高騰は続いていくことが考えられます。
異常気象や原油・原材料の高騰に伴い、どんどん上がっていく可能性は十分に考えられます。
そんな時だからこそ、今一度冷蔵庫の中に眠っている食材や調味料はないか、食費の使い方に無駄はないかを見直してみてください。
そして、料理の腕を上げることもまた、節約につながっていくでしょう。