投資家というとお金持ちをイメージされる方は多いと思いますが、個人投資家の多くは資産運用で失敗しています。
また、失敗まではいかなくても、市場平均よりも利益が少ないという人は多い様子です。
個人投資家が失敗してしまう大きな理由には、ある3つの特徴が共通するようですよ。
今回は個人投資家で資産運用に失敗してしまう人の特徴をご紹介しましょう。
取引の頻度が多い
資産運用の方法にデイトレードと呼ばれる、値動きを常に確認し、1日のうちに何度も売買を繰り返して利益を得る方法があります。
すぐに利益が手に入り、回数を重ねればどんどんと利益が上がるので素晴らしい方法に見えるかもしれませんが、デイトレードには大きな穴があるのです。
それは、取引時に発生する手数料です。
手数料は利用している証券会社によって値が変わるので、投資ではできるだけ安いところを選ぶことが重要です。
しかし、どれだけ安くても取引する回数が多ければ、その分手数料は加算されることになります。
手数料を上回る利益を出せれば良いのですが、売買のタイミングによっては手数料と損失が同時に来ることもあるので、思うようにはいかないのが現実です。
分配投資をしていない
分配投資とは一点に集中して投資をするのではなく、いくつかに分けて投資を行う方法です。
1つに大きなお金を集中してさせれば、その分利益は大きくなるものの、逆に損失も大きくなってしまうことがリスクですね。
成功している投資家の多くはリスクを分散する手法をとっているので、それに習って分散投資をした方が良いでしょう。
損得ばかり考えて運用している
誰でも投資では損得を考えますが、それを気にしすぎて結果に振り回されて失敗するケースは多いです。
例えば、売却のタイミングを逃して株価が下がった場合、リスク管理を重視する人ならさっさと損切りをすることでしょう。
しかし、一時的な下落で後から反発して上昇するという期待から売却に踏み切れない人は多いです。
そもそも、損切りを行う時点で損失を確定させることなので、損得ばかり考える人はなかなか受け入れがたい状況とも言えますね。
ただ、株価がいつ戻るかは予想が難しいので、一定ラインまで下落した時は損切りした方が得は大きくなりますよ。
失敗しやすい投資家は投資のリスクを把握しておらず、またリスク管理に徹底していない傾向にあります。
また、取引回数が多いと手数料の負担も大きいので、資産に余裕がないうちは短期取引よりも中長期での取引にした方が良いでしょう。
ご紹介した特徴に当てはまるという方は、今から投資のやり方を見直してみてくださいね!