何年かおきに定期的に現れる食品偽装問題。
産地の偽装やお肉や魚、野菜の種類の偽装、他にも成分偽装や賞味期限の偽装など、どこでも楽に稼ぎたいという悪魔のささやきがあるらしく、ひとつ問題が見つかると芋づるのように2カ月くらい食に関する話題がニュースを席捲します。
そういった情報に振り回されず、できるだけ自分の目で食に関する安全のことを考えるなら、食に関する資格を取得してみるのはいかがでしょうか。
食のエキスパートになれる資格
食に関するエキスパート資格は、栄養士や管理栄養士、調理師を除いてほぼ民間の資格です。
近年は様々なTV番組で素人ながらも食に関する知識やテクニックを活かし、活躍する人もいますので、もしかしたら食に関して学んでいくうちにその人の様な腕や知識を身につけることができるかも知れません。
いくつかの食に関する資格を紹介します。
食生活アドバイザー
食生活全般のスペシャリスト。
正しい情報を選びとり、栄養や健康を考えた献立をつくるほか、衛生管理や食に関するマーケットを消費者目線で考える、生活そのものを見直し健康的な毎日を送る力をつける。
食育デザイナー
食を通じて子供には心の成長、大人には心の活性化を促す。
テーブル上のコーディネートなども含めて食育をデザインし、日本人らしい食生活を見つめ直して、真に現代に沿った豊かな生活を目指した行動ができる人材。
フードコーディネーター
細分化、専門化していく食に関する技術分野を、複合的にコーディネートできる人材。
例えば食事の商品開発や、商品の販促、メディア、またレストランのプロデュースなど、食と食の情報をトータルにプロデュースできる専門家。
この他にもまだまだありますから、食の資格は奥が深いと分かるでしょう。
仕事にしなくても活躍の場はたくさんある
資格を取ったら必ずその仕事をしなければならない訳ではありません。
例えば、日々の生活の中で食材が持つ栄養や効果の本質を考えたり、値段が適正かどうかを考えたり、もっと身近な例なら健康的な食事の献立や、食材をよりおいしく調理するための知識なども得られます。
他にもスーパーで資格の知識を活かした新しい仕事をしたり、料理教室やセミナーを開くなど、色々な活かし方があるのです。
TVで注目されるほどの人は資格を持っているだけでなく、他の人には真似できない個性や技術があるものなので自分の得意分野や好きなことが見つかったらそれを活かして頑張りましょう。