その筋トレ、意味がないかも…ポッコリお腹を解消するには?

糖質やカロリー制限をしても痩せない!
たんぱく質と食物繊維を中心に摂り、一生懸命筋トレしてもスタイルアップしない!
そんな人は、体質に合わないダイエットをしているのかもしれません。
女性は下腹部に脂肪がつく「ポッコリお腹」になりやすく、男性に比べて筋トレの効果が得られにくいといわれています。
今回は、女性におすすめのポッコリお腹解消法についてお話ししましょう。

 

女性は上体起こしNG!?努力が逆効果になっているかも

上腹部周辺には心臓や肺などを保護するための肋骨がありますが、下腹部の奥にある内臓は脂肪によって保護されています。
少し油断するとポッコリお腹になってしまうのは、もともと下腹部が脂肪のつきやすい部位だから。
女性は下腹部に子宮があり、衝撃から胎児を守るために皮下脂肪を蓄えやすいといわれています。
また、女性は男性に比べて筋肉量が少なく、筋トレによるダイエット効果が得られにくいでしょう。
上手に腹筋や背筋を鍛えられたとしても、女性らしさとは程遠いマッチョな体型になってしまうおそれもあります。

女性がやるべき腹筋トレーニングとは?インナーマッスルを鍛えよう

「上体起こし」のような一般的な腹筋運動では、お腹を凹ませるどころか背中や腰を痛める人も多いです。
女性のポッコリお腹は、下腹部にある胃や腸などの内臓が下がってしまう「内臓下垂」が原因であるケースも珍しくありません。
上腹部にある横隔膜(おうかくまく)、骨盤周りにある骨盤低筋群(こつばんていきんぐん)、お腹の前の方にある腹横筋(ふくおうきん)、後ろの方にある多裂筋(たれつきん)、お腹のくびれを作る腹斜筋(ふくしゃきん)は総じて「インナーマッスル」と呼ばれています。
これらの筋肉を鍛えると内臓をしっかり支えることができるようになり、ポッコリお腹の解消につながると考えられるでしょう。
上体起こしではお腹の表面にある腹直筋しか鍛えられないため、内臓下垂や下腹部の脂肪に対処するのは難しいのです。

どこでもできる!ドローイン呼吸法でインナーマッスルを鍛える

インナーマッスルを傷めると呼吸や内臓の働きに支障をきたす可能性があるため、無理は禁物!
長い時間をかけてゆっくり刺激しましょう。
呼吸とともに実践できる「ドローイン」では、効率良くインナーマッスルを鍛えることが可能です。
まずは背筋を伸ばして立ち、2~3秒かけて鼻から息を吸いながらお腹を膨らませます。
今度はゆっくり息を吐きながら、おへそを中心にお腹を凹ませていきます。
腹筋あたりに力が入っていることを感じつつ、浅く息をしながら10秒ほどキープ。
ゆっくりお腹に込めた力を開放しながら、深く深呼吸します。
これを1日5~10セット、気付いた時に続けてみてください。

 

ドローインは寝る前の習慣にもおすすめ!
ゆっくり深呼吸することで、リラックスして寝付きも良くなります。
お腹がいっぱいの時は避けて、少しずつインナーマッスルを鍛えていきましょう。