毎年やってくる暑い夏。
冬は厚着をすることで寒さを多少防げますが、夏の暑さは薄着をしても暑いもの。
できるだけお金をかけないで夏の暑さを防ぐ術を解説します。
霧吹きを使って涼しく!
霧吹きはミスト状の水を吹き付ける道具ですが、水を自分に霧吹きして扇風機に当たると非常に気持ちよく涼しくなれます。
これは気化熱といい、水が蒸発するときに周囲の水分を奪って飛んでいく現象を利用していて、汗をかいて体温を下げるものとおなじ効果があるのです。
中にはミストファンといって、風と同時に霧のような水分を空気中に飛ばしてくれる扇風機もあるので、もし買い替えを考えているのであればぜひ考えてみてください。
ベランダや玄関に打ち水をする
朝や夕方の、少し涼しい時間帯に水をまいておくと、同じく気加熱の要領で周囲を涼しくしてくれます。
打ち水に使う水も、水道を使うよりお風呂の残り湯を使えば経済的ですし、水道を使うにしても洗面器一杯分で事足りるので多額というわけでもありません。
ただし、いくら暑いからと日中の日が高い時間帯にしてしまうと、蒸発した水分で蒸し暑くなり、逆効果になるので気をつけてください。
エアコンはつけっぱなし?こまめに消す?
エアコンは24時間つけっぱなしの方がお得という話がありますが、本当にその方が涼しいのでしょうか?
ずっと日中家にいる場合は、部屋を涼しくしたいのでつけっぱなしの方が効果があります。
しかし、4時間以上部屋の中に誰もいなかったり、涼しい夜間は消しておいたほうがお得なようです。
エアコンは点けたり消したりする時が一番電気代がかかるので、こまめなオンオフはしない方が良いですが、何時間も誰もいないのであれば消しておいたほうが余計な電気代はかかりません。
窓をあけて空気を流す
真夏の密室は勝手にサウナのような環境になり、下手をすれば外よりも暑くなってしまいます。
実際に外に出ている車などは中が60℃を超えてしまうケースもあるそうです。
帰ってきて蒸し暑い部屋ですぐエアコンをつけるよりは、一旦窓をあけて換気をして、中の蒸し暑い空気を追い出した方が電気代がかかりませんし、急激な温度変化で体調を悪くすることもありません。
また、夜は熱帯夜でない限り外の空気は涼しいものです。
換気を上手く取り入れて、涼しく過ごしてください。
お金をかけなくても、できる限り涼しく暮らす知恵はたくさんあります。
考えてみれば、エアコンがなかった時代でも人々はちゃんと暮らしているのですから当然ですね。
打ち水をしながら、昔の人たちの知恵に思いをはせるのも良いかもしれません。