下まぶたと頬骨の間、眉間、おでこ、肩や二の腕などに肌のざらつきやブツブツした湿疹ができている人はいませんか?
俗に「サメ肌」といわれる症状で、乾燥が原因となっている場合は適切なスキンケアで改善できます。
今回は、サメ肌の人におすすめのお手入れについて解説しましょう。
サメ肌の原因は?さまざまな要因が関係している
サメ肌の原因が魚鱗癬などの皮膚疾患である場合は、皮膚科などの医療機関で適切な治療が必要です。
いっぽう乾燥によるサメ肌の可能性もあり、この場合はセルフケアで治すことができます。
サメ肌は、ターンオーバーの乱れが主な原因です。
古い角質が肌に残り、まだ未熟な確執が肌表面に押し出されることでキメが乱れてざらつきや湿疹を引き起こします。
ターンオーバーの乱れは乾燥だけでなく、ホルモンバランスやストレスも関係しており、生活習慣や年齢も原因の一つです。
肌ケアのやりすぎもサメ肌の原因となる可能性があるでしょう。
サメ肌のケア方法は?肌を清潔にして保湿はたっぷり
サメ肌を改善するには、毎日のスキンケアが大切です。
まずは毎日しっかり汚れを落とし、肌の新陳代謝をスムーズにしましょう。
肌への優しさを重視するあまり、しっかり汚れが落とし切れていない人も多いです。
メイクをしていない日や朝も必ず洗顔をして、フェイスラインや前髪の生え際などに洗顔料が残らないようしっかりすすいでくださいね。
タオルで押さえるようにして優しく水を拭き取ったら、たっぷり保湿成分を与えましょう。
化粧水や乳液には、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカンなどの保湿成分が含まれたものがおすすめです。
肌の状態に合わせてビタミンCやナイアシンアミド、ガラクトミセスなどの成分も適宜取り入れてください。
スキンケアの最後は、クリームやオイルなどの油分でフタをすることも忘れずに!
体のサメ肌対策にはぬるめのお湯がおすすめ!ボディクリームも◎
肩や二の腕、太ももなどのサメ肌が気になる場合は、湯船の温度に気をつけましょう。
41℃以上の熱いお湯は乾燥の原因となり、長風呂は皮脂を取り過ぎてしまいます。
肌が赤くなるほど熱い湯船に浸かり、その後ボディタオルでゴシゴシこすって洗うとますますサメ肌を進行させてしまうでしょう。
38~40度くらいのぬるま湯にして、湯船に浸かるのは10分以内を目安にするのがおすすめです。
とろみがついていたり、保湿成分が配合されている入浴剤を使うと身体が温まりやすく乾燥も防げます。
お風呂から上がったら早めにボディクリームなどで保湿をして、顔と一緒に体もたっぷり潤しましょう。
サメ肌だけでなく、肌のヒリつきやかゆみがある場合はピーリングやスクラブの使用は控えてください。
セルフケアで改善しない場合は皮膚疾患の可能性もあります。
皮膚科で相談してみましょう。