会社辞めたい…入社一年目で退職を考える理由とは

この春学校を卒業して働き始めた新卒新入社員が、一年足らずで仕事を辞めてしまう…ということはよくあるそうです。
入社一年目で退職したいと考えるのは、弱い人間だからではありません。
周りに否定的な意見を言われることがあるかもしれませんが、あなたにとって大切なステップになる可能性もあります。
今回は、入社一年未満で退職を決意した人達の理由をまとめてみました。

 

働いてみないと分からない!?労働条件に不満があった

入社してから一年以内で退職した人の理由で多かったのは、労働条件についての不満です。
毎日のように残業がある、同じ職種のなかでも基本給が低い水準になっている企業もあります。
残業をする理由に納得できれば耐えられるかもしれませんが、先輩が残っているから帰りにくい、定時で帰ると文句を言われるなどの理不尽さが不満になります。
また、いくら残業しても残業代が支給されないなど、応募した時には分からなかった暗黙のルールがあることに気付く人もいますよね。
これが会社への不信感につながり、退職を考えるきっかけになってしまうでしょう。

人間関係が一番のネック?一年目では相談しにくい

就職すると、上司や先輩、同僚の人間関係がスタートします。
良い上司・先輩に出会えれば安心ですが、なかには全く仕事を教えてくれなかったり、ちょっとしたことで怒りだしてしまったりする人も…
疑問や不安なことがあっても相談しにくくなり、ますます仕事でミスをしてしまう可能性があります。
仕事自体には問題がなく、自分の適性にもマッチしているのに職場の人間関係が原因で退職を決意した人もいるでしょう。
入社一年目は職場の雰囲気や社内の体制について十分理解していないので、どこに相談したら良いか、どうやって聞いたら良いか分からないのは仕方ありません。
特にコミュニケーション能力に不安がある人は、入社してから人間関係で悩むことが多いでしょう。

やりがい・働きがいが持てない…入社前とのギャップ

入社説明会などで魅力的な事業内容を聞くと、誰でも輝かしい未来を想像してしまうものです。
しかし実際は、入社してすぐにやりがいのある仕事を任せられるわけではありません。
入社後数年は地道な仕事だけが続き、出世コースに乗れた一部の人しか働きがいのある仕事をさせてもらえない可能性もあります。
また、希望していた部署に配属されず不満を持つ人も。
何のために働いているのか分からなくなると、会社へ向かう足取りも重くなるでしょう。

 

働く前にイメージしていた姿とギャップを感じ、自分の将来についてもう一度考えるタイミングは誰にでも訪れるでしょう。
上司や先輩に相談しにくい場合は、同期の仲間や同じ職種の友人に話してみるのがおすすめです。
同じ入社一年生と、情報交換してみてくださいね。