20代後半からは部分ケア!毛穴をなんとかしたいなら

肌の悩みで一番多いのが、毛穴に関するものです。
毛穴の開き、黒ずみ、詰まりに悩む人が多く、ニキビや肌荒れのない人も、毛穴に関するトラブルがないという人はほとんどいません。
今回は、多くの人が悩む毛穴について、おすすめケアをご紹介します。

毛穴とは?水分量を調節する大切な仕組み

毛穴に汚れが残っていると、ざらつきや黒ずみの原因になります。
毛穴が詰まるとニキビや肌荒れとなり炎症を起こすこともあるので厄介です。
いっそ毛穴なんてなくなればいいと思う人もいるでしょう。
しかし、毛穴にはとても大切な役割があるのです。
毛穴は、皮脂を分泌して肌表面に保護膜を作ります。
この膜があるから肌はうるおいを保つことができ、乾燥や有害物質から皮膚を守ることができるのです。
毛穴は肌に必要な水分を調節しながら補給する役割を果たしています。

毛穴の開き・詰まりの原因は?

毛穴から分泌された皮脂と古い角質が混ざり角栓ができると、「詰まり毛穴」となってニキビになることもあります。
詰まり毛穴は毛穴を広げてしまうので、肌にポツポツと小さな穴が開いているように見えるのです。
皮脂が酸化すれば「黒ずみ毛穴」に、乾燥や紫外線の影響でハリが失われれば毛穴がしずく型になる「たるみ毛穴」になります。
すべて肌の新陳代謝「ターンオーバー」が上手くいっていないことが原因です。
詰まりを解消し、毛穴が本来の水分調節機能を取り戻すことが肌トラブルを防ぎます。

優しいだけじゃダメ!「触れない洗顔」は汚れが落ちない

毛穴には、メイク落としや洗顔で肌に汚れが溜まらないケアをすることが大切です。
日本では長らく「肌に負担をかけないように、たっぷりの泡で洗う」ということが言われてきました。
肌に触れないように洗うことで、肌のうるおいを守ろうというのが理由です。
しかし、肌に触れないようにそっと洗っているのでは、毛穴の奥に詰まった汚れを取り除くことなどできません。
毛穴の詰まりや黒ずみに悩んでいるなら、しっかりと洗顔料を毛穴に届けなくてはいけないのです。
ファンデーションで毛穴を埋めるのに使う極細毛のメイクブラシは、洗顔で使えば反対に毛穴の奥の汚れを掻きだすのに役立ちます。
洗顔料をブラシに含んだら、肌の上で毛先をくるくると動かしながら泡立てていきましょう。
洗顔料は泡だっていく過程が一番洗浄力が強くなります。
手の上で泡立ててからでは、毛穴の奥の汚れを浮き上がらせる洗浄力が足りないのです。
ただし、ブラシを使った洗顔方法は毛穴悩みのある部位だけにして、乾燥が気になる場所や目、口の周りは避けるようにしましょう。

 

毛穴トラブルがある肌は、優しくケアしているだけでは改善しません。
しっかりと汚れを取り除くことが重要で、クリアな素肌になれば、その後に使う化粧水や美容液も100%の力を発揮してくれるでしょう。