トロトロの卵にプロプリの鶏肉をご飯の上にかけていただく親子丼。
和食のどんぶりメニューの中でもかつ丼や天丼と並ぶ代表格のメニューで、専門店をはじめ多くのお店で提供されています。
今回は親子丼が美味しい名店を紹介します。
玉ひで
東京都中央区日本橋人形町にお店を構える「玉ひで」は親子丼の名店として有名で、親子丼と言ったらここを思い浮かべる人も多いでしょう。
1760年創業という250年以上の歴史を持つ老舗中の老舗です。
このお店でおすすめなのが、なんと言ってもディナーメニューにある「元祖親子丼」です。
蓋を取ると鮮やかでトロトロの卵の乗った親子丼が姿を現します。
どんぶり上部は半熟のトロトロ卵ですが、下の部分には若干火が通っていて固めの卵です。
鶏肉に絡む卵と秘伝の割り下で作られた親子丼は、食感、味ともに文句なし!
親子丼についている鶏のスープも非常に美味しく、細部まで一切の妥協を感じません。
中村屋
静岡県静岡市葵区井宮町にある親子丼の名店が「中村屋」です。
中村屋で「並」、「上」、「半じゅく」の3種類の親子丼がありますが、特徴的なのは「並」と「上」です。
親子丼というとトロトロの卵を想像すると思いますが、中村屋の親子丼は炒り卵がご飯の上に乗って出てきます。
鶏肉やシイタケなどの具材も大きくカットされたものが乗っています。
どんぶりに使うご飯が醤油ダレで炊き込まれているのもこのお店の特徴です。
お弁当としても販売されており、ご飯や具材にしっかりと味がついているので冷めても美味しい一品です。
炭火笑店 陽 難波店
大阪府大阪市中央区難波にある「炭火笑店 陽 難波店」では一風変わった親子丼を提供しています。
居酒屋の〆料理として提供されている親子丼は、ご飯の上に卵のエスプーマを乗せて、その上に卵黄を乗せるという姿をしており、今までの親子丼とは全くの別物です。
エスプーマの中には炭火で香ばしく焼かれた大ぶりの鶏肉が隠されています。
エスプーマのふわふわ感と大ぶりの鶏肉の食べ応えの対比が面白い一品です。
上に乗っている卵黄を割ると、まろやかさと濃厚さがプラスされて味変をすることができ、一回で二度楽しむことができる進化系の親子丼です。
親子丼の名店について紹介してきました。
長い歴史を持つ老舗の正統派親子丼から、一風変わったもの、進化系の親子丼など、「親子丼」1つとっても様々な姿があります。
お店ごとに特徴があり工夫もされているので、自分の好きな一品を見つけてみましょう。