30代からかかりやすい!特に気をつけたい女性の病気

30代になってから、体調が悪くなる日が続いたり、風邪をひいても治りにくくなってしまったり、なんてことありませんか?
30代は20代の時と比べて、体調の変化が急に現れやすくなる年代と言われています。
体調の変化を見逃すと、実は重大な病気だったということも…
早期の治療で治る病気も多いので、30代から増える女性が気を付けたい病気をいくつかご紹介しましょう!

バセドウ病

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺の機能がオーバーに促進される病気です。
甲状腺機能が促進されるとちょっとした動きで異常に疲れてしまうので、日常生活に支障をきたすほどの不調を訴える人もいます。
主な症状は異常な発汗や、イライラ、不安感などがあり、更年期障害と似ているので見落とされがちです。
200~500人に1人がかかる病気と言われていて、見た目では判断が難しいため、体に不調を覚えたら迷わず病院へ行きましょう。

橋本病

橋本病は甲状腺に炎症が起きている病気のことで、慢性甲状腺炎とも言います。
自己免疫の異常で甲状腺に炎症を起こし、甲状腺が腫れ、甲状腺の機能を低下させる恐ろしい病気です。
甲状腺ホルモンが低下すると顔や手足のむくみ、寒がり、体重増加などの症状が見られます。
ただ、甲状腺の機能が低下していない場合だと、このような症状はほとんど出ないので、発症に気付かないケースは少なくありません。
しかし、女性の20~30人に1人と非常に高い確率でかかっていると言われています。
主な発症の原因はストレスやヨウ素(ヨード)の大量摂取です。
日頃からストレスをため込まないように適度に発散し、ヨウ素が含まれるわかめ・昆布・のり・ひじき・寒天などは食べ過ぎに注意してください。

女性特有の病気

30代になると女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、生理不順やPMS(月経前症候群)など女性特有の不調が出てきます。
生理の周気に乱れが出るだけでなく、子宮内膜症や子宮筋腫、乳がん、子宮頸がんなどの女性特有の病気にかかるリスクも高まるので注意です。
不正出血や異常な生理痛などの症状があったら婦人科に行きましょう。
また、定期的に婦人科検診を受けると、早期発見で治療や発症の予防対策が可能となるのでおすすめです。

若年性更年期障害

更年期障害は40代後半の女性に起こる症状ですが、最近は30代もホルモンバランスの乱れから若年性更年期障害になる率が上昇しています。
これは働く女性が増加し、ストレスや疲労を抱えやすくなったことが挙げられます。
主な症状はイライラする、のぼせる、手足の冷え、めまいなど、更年期障害と同様です。
かかってしまうと40代前半に閉経してしまい、子宮筋腫などの病気のリスクが高まるので、早めに病院へ相談しましょう。

大きな病気は自覚症状がないものもあるため、少しでも体の不調を感じたら早めに病院で受診してください。
病気にかからないためにも、常に自分の健康に注意を向けて生活しましょうね。